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遺影写真の作り方 その4(こんな写真は遺影に向かない)

投稿日:2017年8月6日 更新日:

メモリアルフォトの走馬燈映像の上野です。

 

連日、提携いただいています葬儀社様での生前遺影撮影会イベントです。

今日は夏祭りイベントということもあり、背景も夏バージョンを、そして浴衣を着て来館られる方向けに和傘や扇子、うちわやブーケなどの小物も用意しました。

開催のたび、どんどん参加される方も増え、たくさんの方々をお撮りしました。

今日も遺影写真の作り方の4回目として、昨日の続きをお話しします。

 

さて、昨日は故人様が写った写真を見つけるため、慌てて家の中を探し回るところまででした。

実際に自分のこととして、一度考えてみてください。どこに保管してあるのか?その中からどの写真にするのか?数時間もの猶予もない中で決めるのです。

 

写真が少ない人も多い人も、それぞれに大変です。

写真の中でも、どの写真のお顔を遺影写真にするのかきめなくてはなりません。

そして多くの場合、ちょうど良い写真が、意外とないのです。

・ 表情がいいのにお顔が小さすぎる

・ お顔は大きく写っているのに横を向いている

・ せっかくの写真なのにボケてる

・ 暗すぎる、色が褪せている

・ 破れている、アルバムから剥がれない

などなど。

 

どうしてもいい写真が見つけられない場合、最後の手段で免許証の写真を使われる方もいらっしゃいます。

もちろん遺影写真にできますが、免許証の写真を気に入ってみえる方は、そんなに多くないのではないでしょうか。

 

遺影写真にする元の写真は、いったいどんな写真がいいのでしょうか。

まずは大きさ。もちろん大きいサイズの写真であれば、引き伸ばす割合も少なく済むため、きれいな写真になりやすいです。

具体的には、たとえば写っている故人様のお顔が、最小でも手の親指大ほどあれば、なんとか四切(25cm×30cm)プリントに引き伸ばせます。それがだいたい免許証の写真くらいですね。

もちろんピントが合っていること、ブレていないこと、明るさや色味が適正であることが、遺影写真の出来上がりを左右します。

そして重要なのは、お顔の表情。

笑顔の写真ですと、その写真を見るご遺族や参列される方々の心も和ませる気がします。

もちろん笑顔でなくても構いません。一番はその人らしさが表れている写真がいいように思います。

とはいえ、決まりがあるわけではありません。

お顔の向きが正面でなくても、撮った年代が何十年も前の写真でも、白黒でもカラーでも、ダメということはありません。

最近では、昔の遺影写真のように、喪服で白黒で真面目な表情でないとふさわしくないというイメージもなくなり、笑顔でいつもの服装で、たとえばピースサインをした手もそのままとか、抱えて撮った花束もそのままに遺影写真として使われる方も増えてきています。

ここ10年ほどで、遺影写真のイメージも随分変わってきているように感じます。

きっとこの先は、もっと変わっていくのかもしれません。

ここで少し、ご自分の遺影写真はどんな写真がいいかな、なんて想像してみてください。

趣味の釣り具を持って、ダンスの発表のきらびやかな衣装を着て、仕事のスタイルで、思い出の公園で、あこがれの俳優のブロマイド風に、などなど、もっともっと自由に、あなたらしい遺影写真を準備したくなったのではないでしょうか?

 

遺影写真の作り方はまだまだ続きます。お楽しみに。

 

 

自由な遺影写真の準備には、走馬燈映像にお声掛けください。

 

 

遺影写真の作り方 その5

 

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