メモリアルフォトの株式会社走馬燈映像の上野です。
本日撮影させていただいたご葬儀は、80歳代の奥様である故人様が、参列されたとても多くの方々から、お別れを惜しまれていました。
読経も終わり、お棺のふたを開け、ご遺族ご親族が、お棺の中のお母様にたくさんのお花などを入れられました。
そのあとそのお棺は、その様子を見守る参列者の方々の方へ向きを変えられ、たくさんの参列者はお棺を囲むように次々とお花を手向けながら、最後のお別れをされていました。
※ 個人情報に配慮してボカしてあります
最近では家族葬が増えて、こうした光景も減っているのかもしれません。
しかし、ひとりの人間が生まれてから亡くなるまでの間に、様々な場面で関わられた人たちに、このように囲まれて旅立てることは、とても幸せなことだと感じます。
当然それを目の当たりにするご家族にとっては、故人様の人生の深さをあらためて感じる機会になるでしょうし、その後の人生にも少なからぬ大切な何かを遺すことになるのではないでしょうか。
ご家族からは、「こんなにたくさんの人が来てくれて…」と涙ながらに話されているのを耳にしました。
家族葬には家族葬の、身内があたたかな気持ちで見送るような良さもあるでしょう。
でも人の人生の最後の時、この世でのお別れが、単純に値段を安くするためだけにあまりに簡略化されるのはどうでしょう。
こんな感謝にあふれたご葬儀も素敵だと感じた1日でした。